Linux tar コマンドでディレクトリを指定してアーカイブ・圧縮・解凍をする方法

アーカイブ 圧縮

カレントディレクトリにアーカイブする

コマンド

tar czvf archive.tar.gz directory

実行後

.
├── src/ コマンドを実行したディレクトリ
│   ├── direcrory/
│   └── archive.tar.gz
└── bkup/

アーカイブ対象を指定してカレントディレクトリにアーカイブする

コマンド

tar czvf archive.tar.gz -C /src/ directory

実行後

.
├── src/
│   └── direcrory/
└── bkup/ コマンドを実行したディレクトリ
    └── archive.tar.gz

保存先を指定してアーカイブする

コマンド

tar czvf /bkup/archive.tar.gz directory

実行後

.
├── src/ コマンドを実行したディレクトリ
│   └── direcrory/
└── bkup/
    └── archive.tar.gz

アーカイブ対象と保存先を指定してアーカイブする

コマンド

tar czvf /bkup/archive.tar.gz -C /src/ directory

実行後

.
├── src/
│   └── direcrory/
└── bkup/
    └── archive.tar.gz

解凍

カレントディレクトリのアーカイブを解凍する

コマンド

tar xzvf archive.tar.gz

実行後

.
├── src/
└── bkup/ コマンドを実行したディレクトリ
    ├── archive.tar.gz
    └── direcrory/ 解凍されたファイル

カレントディレクトリのアーカイブを解凍先を指定して解凍する

コマンド

tar xzvf archive.tar.gz -C /src/

実行後

.
├── src/
│   └── direcrory/  解凍されたファイル
└── bkup/ コマンドを実行したディレクトリ
    └── archive.tar.gz

特定のアーカイブをカレントディレクトリに解凍する

コマンド

tar xzvf /bkup/archive.tar.gz

実行後

.
├── src/ コマンドを実行したディレクトリ
│   └── direcrory/ 解凍されたファイル
└── bkup/
    └── archive.tar.gz

特定のアーカイブを解凍先を指定して解凍する

コマンド

tar xzvf /bkup/archive.tar.gz -C /src/

実行後

.
├── src/
│   └── direcrory/ 解凍されたファイル
└── bkup/
    └── archive.tar.gz

絶対パスで指定しているため、どこで実行しても同じ結果になります。

オプション

・操作オプション(-cと-xは対で覚える)

オプション	英語(長いオプション)	意味
-c	–create	アーカイブを作成する
-x	–extract	アーカイブを展開する
-t	–list	一覧表示する

・共通オプション（圧縮形式）

オプション	英語(長いオプション)	意味
-z	–gzip	gzip形式
-j	–bzip2	bzip2形式
-J	–xz	xz形式

・共通オプション(その他)

オプション	英語(長いオプション)	意味
-v	–verbose	処理したファイルを詳しく出力する
-f	–file	アーカイブファイル名を指定する